第75回日本自律神経学会総会

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会長挨拶

 この度、第75回日本自律神経学会総会を2022年10月27日(木曜日)・28日(金曜日)の2日間、さいたま新都心のTHE MARK GRAND HOTEL(旧ラフレさいたま)において開催させていただくことになりました。
 本学会は今年で発足66年と長い歴史を有する伝統ある学会であり、生命維持に欠くことの出来ない自律神経の機能や役割に関して、学術的な研究発表および情報交換などをおこなう交流の場を提供しております。このような伝統のある学会総会を主催させていただくことは、当大学にとりまして極めて光栄なことでございます。
 自律神経学会のユニークな点は、基礎系と臨床系の先生方が一同に集まり、お互いに意見交換ができることだと思います。この点をさらに充実させるために、大会テーマとして、「自律神経学の新たなステージを目指して~基礎と臨床の融合~」を掲げました。シンポジウムの多くは、それぞれ1つのテーマについて基礎系と臨床系の先生方に参加していただく形式にいたしました。研究発表や質疑応答を介して先生方の理解が深まり、また今後の研究課題がより明確となり、自律神経研究の進歩につながると確信しております。
 本学会では、過去の総会であまり扱われてこなかった脳機能画像と自律神経機能・自律神経疾患、COVID-19感染による自律神経障害についての講演などを企画しております。
 自律神経学会の重要課題として、若手研究者の育成と会員数の増加があります。そのために、前回大会長の加藤総夫先生が企画されたレクチャーシリーズを継承し、参加者が広い分野の自律神経学について学びやすくするとともに、多くの若手研修者に演者として参加していただくように、今回もレクチャーシリーズを充実させました。一般講演におきましても、多くの若手の先生方に座長を務めていただきたいと考えております。
 自律神経学会総会はコロナパンデミックの影響を受けて、73回大会は現地開催とWEB開催のハイブリッド形式、74回大会は完全WEB大会という形式でおこなわれました。今後の感染状況は予断を許しませんが、可能な限り現地開催で実施したいと考えております。自律神経学のさらなる発展に向けて、本大会では、特別講演、シンポジウム、教育講演において、一人でも多くの学会員の皆様に充実した学術集会を満喫していただけるように企画を練っておりますので、多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げています。

2022年3月
大会長 山元敏正

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